歯槽膿漏は痛みが無い事も多い為に、悪化した段階で漸く気づいたというケースも少なくありません。じゃあ全く気づけないのかというとそういうわけでもありません。項目別にセルフチェックが可能です。今回はそのセルフチェックのポイントをご紹介していきたいと思います。まずは「色」から見ていきましょう。鏡を見ながら力は込めず、そっと下唇をめくり返します(引っ張るのはダメです)。裏っかえした部分(ピンク色)に対して、歯茎の色を見比べます。この時歯肉の色が唇裏より一段淡ければ健康だと考えて良さそうです。これが同程度或いはそれよりも濃い・濃淡があるという場合には不健康若しくは要注意と言えるかもしれません。続いて「腫れ」についてみていきましょう。前述した色合いに併せて、厚ぼったい・ぷくっとした丸みがありブヨブヨと柔らかいという場合、この場合だと、少なくとも初期段階は過ぎていると考えた方がよいかもしれません。急性期の変化で、繰り返し現れるという事も多いです。初期症状としては、このような歯肉の赤み・歯肉の腫れや歯磨き時の出血があげられます。既に触ると歯肉がブヨブヨ・グジュグジュとなると進行していると考えるべきでしょうが、気になってセルフチェックをしていただいて、腫れているかも・ちょっと赤いかもと思ったら早めの対策を心がけるべきだといえるでしょう。