厚労省が定める口腔清掃の意義

厚生労働省は国民の健康を増進するべく、口腔清掃についても意義を強調しています。歯磨きが何故重要なのか、その方法、用具、材料はいかにあるべきか、といった観点で纏めているのです。

具体的には、「歯ブラシの条件」なるものが規定されています。歯ブラシは今や生活必需品であり、口腔清掃の最大の手段と言えるものです。その歯ブラシがいい加減な状態で市場に出回ってしまったら、国民の健康が損なわれてしまいます。

歯ブラシに関してはまず法で、その安全性の担保をメーカーに義務付けていますが、厚労省のこうした指針もメーカーにとっては重要な参照事項となっているのです。「歯ブラシの条件」はJISの規定に具現化され、現場ではこの規定を守って開発が続けられています。柄や毛の材質に始まり、毛の硬さ、耐熱温度等も制約があるのです。

「歯ブラシの条件」は海外でも存在していますから、興味のある人は調べてみて下さい。特に米国の歯科医師会が定めている「効果的な歯ブラシ」は参考になるでしょう。

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