お食事の際に食べた食べ物や飲み物が、誤って気管に入り込んでしまうことを「誤嚥(ごえん)」と言います。その原因となる大きな要因は、「嚥下(えんげ)」に関する筋肉の衰えなどとも言われているようです。また年齢とともにドライマウスの症状が現れはじめる方がいらっしゃいますが、唾液の分泌の減少なども、「誤嚥」に深く関わりがあると考えられております。実際に高齢者でなくともお食事の際に、喉をものを詰まらせたり、咳き込んでしまわれる方もいらっしゃるとは思いますが、年齢の若い方は食べ物が誤って気管に入ったとしても、きちんと誤って飲み込んだものを外に排出することができますので、「誤嚥」が直接的に肺炎などのリスクにつながることは考えにくいと言われております。お若い方であれば、ほとんどの「誤嚥」のケースは、その場で解決することが出来ますが、実際に食べ物を飲み込む力は、40代から50代のあたりから低下しはじめるなどとも考えられております。年齢を問わず「誤嚥」の症状に気づいた時点で、歯科などの専門医のもとで早めのケアを行っていきたいものです。ドライマウスなど、喉唾液の分泌量の減少は「誤嚥」を引き起こす大きな要因であるとも言われておりますが、お口の中が乾燥することは口内の雑菌を増やす原因ともなり、口臭のモトにもなってまいりますのでドライマウスをはじめとする口内トラブルは年齢を問わず早めの対策を心掛けましょう。